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2025.04.04
IT未経験からシステムエンジニアへ!SE転職完全ガイド
IT業界の需要が高まり続ける中、未経験からシステムエンジニア(SE)を目指す人が増えています。特に、プログラミングスキルがない状態からでもSEになれる道は存在し、適切な学習と戦略を持てばキャリアチェンジは十分に可能です。本記事では、未経験からSEを目指すための具体的なキャリアパス、必要なスキル、勉強方法、転職戦略について詳しく解説します。
【目次】
システムエンジニアの5つの役割とは?
システムエンジニア(SE)は、ITシステムの設計、開発、運用、保守を担当する職種です。現代のビジネスにおいて、システムは企業の基盤となるため、SEは非常に重要な役割を担います。 SEの主な業務は以下の通りです。
エンジニアの役割①:要件定義
システム開発の最初のステップは「要件定義」です。クライアント(顧客)の要望をヒアリングし、どのようなシステムを作るのかを明確にします。例えば、ECサイトを作りたいクライアントがいれば、「どのような商品を販売するのか?」「決済方法はクレジットカードだけか?」など、細かく仕様を決めていきます。この工程が曖昧だと、開発後に「想定していたものと違う!」というトラブルが発生しやすくなります。
エンジニアの役割②:設計
要件定義が完了したら、次は「設計」を行います。設計とは、システムの全体構造やデータベースの構造を考え、どのように開発を進めるかの設計図を作る作業です。例えば、スマートフォンアプリを作る場合、「ログイン機能」「商品の検索機能」「カート機能」などをどのように実装するかを設計します。この段階でしっかり設計を行わないと、開発途中で仕様変更が頻発し、工数が増える原因になります。
エンジニアの役割③:プログラミング
設計が完了すると、いよいよ「プログラミング」に入ります。プログラミングは、システムを実際に動作させるためのコードを書く作業です。未経験者が最もイメージしやすいSEの仕事かもしれません。例えば、Webアプリを作る場合、以下のような技術を使います。
- フロントエンド(画面の見た目)→ HTML/CSS、JavaScript(ReactやVue.js)
- バックエンド(データの処理)→ Python(Django)、Java(Spring Boot)、PHP(Laravel)など
- データベース(データの保存)→ MySQL、PostgreSQL
初心者のうちは、「エラーが出て動かない!」ということが頻発しますが、それも成長の一歩。検索エンジンやプログラミング学習サイトを活用しながら、試行錯誤してコードを書くことが重要です。
エンジニアの役割④:テスト
システムを作ったら、そのままリリースするわけにはいきません。「テスト」を行い、バグ(不具合)がないかを確認する工程が必要です。 例えば、Webアプリのログイン機能を作ったとします。
正しいIDとパスワードでログインできるか?
間違ったIDを入力した場合、エラーメッセージが表示されるか?
スマートフォンでも正常に動作するか?
このようなチェックを細かく行い、不具合を修正します。テストを怠ると、リリース後に「ユーザーが使えない!」という問題が発生し、クレームや信頼低下の原因になります。
エンジニアの役割⑤:運用・保守
システムは開発して終わりではなく、「運用・保守」が続きます。 例えば、ECサイトの運用では、
「新しい決済方法を追加したい」
「ユーザー数が増えてサイトが重くなったのでサーバーを増強したい」
「セキュリティ対策として不正アクセスを防ぎたい」
といった要望に対応する必要があります。運用・保守の仕事は、システムが安定して動作するように管理し続ける重要な役割です。
IT、エンジニア未経験者が転職する際に最初に学ぶべきスキル
未経験からSEを目指す場合、いきなりすべてを学ぶのは難しいので、以下の基本スキルを習得することが推奨されます。
- プログラミング言語:Python、Java、JavaScript など
- データベース:SQL(データの管理方法)
- ネットワーク:TCP/IP、HTTP などの基本概念
- クラウド技術:AWS、GCP など
特に、プログラミングは手を動かして学ぶことが大切です。初心者向けの学習サイト(Progate、ドットインストール)や書籍を活用しながら、小さなアプリを作ってみると理解が深まります。
今回のまとめ
システムエンジニア(SE)は、要件定義から運用・保守まで、ITシステムの開発を幅広く担当する職種です。未経験者でも適切な学習を積めば、SEとしてのキャリアをスタートできます。最初は、プログラミングやテストなどの基礎を学び、小さなプロジェクトに取り組むことで、実践的なスキルを身につけることが大切です。IT業界は日々進化しているため、学び続ける姿勢も重要です。