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2025.04.07
未経験からIT企業への転職ガイド|目指せる6つの職種と必要スキル
IT業界は未経験者にも比較的チャンスが多く、新たなキャリアを築くために学び始めやすい分野です。ここでは、未経験から目指せる職種をいくつかご紹介し、それぞれの職種について「未経験の入りやすさ」「必要スキル」などを比較します。初心者にも理解しやすいように、専門用語の補足も行いますので、安心してご覧ください。
【目次】
1.未経験から目指せるIT職種①:プログラマー/エンジニア(インフラ/開発)
3.未経験から目指せるIT職種③:ITサポート・ヘルプデスク
4.未経験から目指せるIT職種④:QA(品質保証)/テスター
5.未経験から目指せるIT職種⑤:社内SE(システムエンジニア)
未経験から目指せるIT職種①:プログラマー/エンジニア(インフラ/開発)
- 概要:
プログラマーやエンジニアは、IT業界でも最も人気があり、需要の高い職種です。プログラマーは、コンピュータに指示を出す「プログラム」を書く仕事をします。一方、エンジニアはそのプログラムを作るシステム全体の設計や運用を担当します。大きく分けて「開発エンジニア(アプリケーション開発)」と「インフラエンジニア(システム運用)」の2種類があります。 - 未経験の入りやすさ:
未経験でも学習意欲があれば、プログラマー/エンジニア職には挑戦可能です。プログラムの書き方を学ぶには、オンラインの学習サービスや専門学校などで基礎から学べます。特に「Web開発」や「Python」「Java」といったプログラミング言語を使った開発は、初心者でも比較的取っつきやすい分野です。 - 必要スキル:
プログラミング言語(例:Java, Python, Ruby, JavaScript など)
データベースの基礎(例:SQLなど)
ソフトウェア開発の流れやツール(例:Git、GitHub)
プログラムを書くことは、コンピュータに指示を出して「動かす」ための設計図を描くようなものです。例えば、Pythonは初心者でもわかりやすく、簡単なゲームやウェブアプリを作ることができます。
未経験から目指せるIT職種②:Webデザイナー
- 概要:
Webデザイナーは、ウェブサイトやアプリケーションのデザインを担当する職種です。ユーザーが見やすく、使いやすいデザインを作り出します。例えば、あなたが普段使っているウェブサイトの色使いやレイアウトを考える仕事です。 - 未経験の入りやすさ:
Webデザインは、未経験でも始めやすい職種の一つです。特に、デザインツール(PhotoshopやIllustrator)や、HTML/CSSといった基礎的なウェブ制作スキルを学べるオンライン講座やスクールも多く、学んだ後は実務で活かしやすい分野です。 - 必要スキル:
Webデザインツール(例:Photoshop、Illustrator)
基本的なコーディングスキル(例:HTML、CSS)
UI/UX(ユーザーインターフェース/ユーザーエクスペリエンス)の知識
Webデザインは、家を建てるための「設計図」を描くようなものです。サイトの色やフォントを決めて、ユーザーがスムーズに目的を達成できるようにする役割を担っています。
未経験から目指せるIT職種③:ITサポート・ヘルプデスク
- 概要:
ITサポートやヘルプデスクは、企業や個人が使用するIT機器やソフトウェアの問題解決をサポートする職種です。例えば、パソコンが動かなくなったときに、どのようにトラブルシューティングを行うかをサポートする役割です。 - 未経験の入りやすさ:
初心者にとっては入りやすい職種で、IT業界の中でも比較的敷居が低い職種です。コンピュータやソフトウェアの基本的な知識があれば、研修を通じてスキルを身につけやすいです。 - 必要スキル:
基本的なITスキル(PCのセットアップ、トラブルシューティング)
コミュニケーションスキル
よく使われるソフトウェア(Microsoft Office、メールなど)の知識
ITサポートは、壊れた家電を修理するのと似ています。技術的な問題を解決し、使える状態に戻すのが主な仕事です。
未経験から目指せるIT職種④:QA(品質保証)/テスター
- 概要:
QA(品質保証)やテスターは、ソフトウェアやシステムが正しく動作するかどうかをチェックする仕事です。バグや不具合がないかを確認することで、製品やサービスの品質を保証します。 - 未経験の入りやすさ:
未経験でも始めやすい職種で、ソフトウェアの動作をテストする基本的な方法を学べば、誰でも挑戦できます。特に「テスト自動化」などのスキルを身につければ、さらに市場価値が高まります。 - 必要スキル:
ソフトウェアのテスト方法やツール(例:JUnit、Seleniumなど)
バグ管理ツールの使い方
細かい点を見逃さない注意力
テスターは、新しい商品がきちんと動くかを試す「品質チェック」の役割を担っています。例えば、新しいゲームがリリースされる前に、バグがないかを確認する仕事です。
未経験から目指せるIT職種⑤:社内SE(システムエンジニア)
- 概要:
社内SEは、企業の内部システムを管理・運用する職種です。例えば、社内で使うデータベースや業務システムが正常に動くようにサポートする役割です。 - 未経験の入りやすさ:
未経験でも入りやすいですが、ITシステムやプログラミングの知識が求められます。企業の業務内容を理解し、その上でITシステムをどのように活用するかが重要です。 - 必要スキル:
基本的なプログラミング(例:Python、Javaなど)
ITシステムの運用管理スキル
ネットワークやデータベースの基礎知識
社内SEは、企業内の「ITの管理者」のような役割です。社内で使われるITシステムがうまく動くように支える仕事です。
未経験から目指せるIT職種⑥:カスタマーサポート(SaaS企業など)
- 概要:
カスタマーサポートは、製品やサービスを利用している顧客のサポートを行う仕事です。特に、SaaS(Software as a Service)企業では、クラウドサービスを利用する顧客へのサポートが求められます。 - 未経験の入りやすさ:
比較的未経験でも始めやすい職種です。顧客とのコミュニケーションスキルや、製品の操作方法に関する理解があれば、すぐに役立ちます。 - 必要スキル:
製品やサービスの知識
顧客対応スキル(メール、電話、チャット)
基本的なPCスキル
カスタマーサポートは、製品を使っている人に「問題解決のアドバイス」をする役割です。例えば、サービスの使い方がわからないお客様に説明して、問題を解決する仕事です。
今回のまとめ
IT業界は未経験者にとって魅力的な選択肢が豊富にあります。プログラマーやエンジニアをはじめ、Webデザイナー、ITサポート、QA(品質保証)、社内SE、カスタマーサポートといった職種は、基礎的なスキルを学ぶことで十分に挑戦できる分野です。それぞれの職種には特有のスキルセットが求められますが、初心者向けの学習リソースやオンライン講座も多く、今からでも十分にキャリアチェンジが可能です。未経験からでもステップアップできるチャンスが広がっているため、自分の興味や適性に合った職種を選び、着実にスキルを磨いていくことが重要です。IT業界は成長を続けている分野であり、今後ますます多くの人々がこの業界で活躍することが期待されています。新たなキャリアを築くための第一歩として、是非挑戦してみてください。