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2025.04.15
未経験から目指すIT職種ガイド|おすすめ職種と学習法
IT業界にはさまざまな職種が存在しており、それぞれに求められるスキルや役割が異なります。しかし、その中には未経験からでも挑戦しやすい職種も多くあり、キャリアチェンジを考えている方にとってはチャンスが広がっています。今回は、IT企業で活躍する代表的な職種を紹介しつつ、未経験者におすすめのポジションやその理由を解説していきます。
【目次】
1.未経験転職におすすめIT職種①:Webエンジニア(フロントエンド/バックエンド)
2.未経験転職におすすめのIT職種②:インフラエンジニア(ネットワーク/サーバー)
未経験転職におすすめのIT職種①:Webエンジニア(フロントエンド/バックエンド)
フロントエンドエンジニア
Webサイトやアプリの「見た目」や「操作性」を作るのがフロントエンドエンジニアの仕事です。HTML、CSS、JavaScriptを使ってユーザーが目にする画面を設計・実装します。
フロントエンドエンジニアが未経験転職者におすすめの理由
- 成果が目に見えるため、学習のモチベーションが維持しやすい
- Progateやドットインストールなどの学習サービスが充実
- 学習コストが比較的低く、早期にポートフォリオが作れる
使用される代表的な技術には、ReactやVue.jsといったモダンなJavaScriptフレームワークも含まれ、将来性も抜群です。
バックエンドエンジニア
Webアプリの裏側を支えるのがバックエンドエンジニア。データベース連携、ユーザー認証、API構築などを担当します。主要な言語にはPython、PHP、Ruby、Java、Node.jsなどがあります。フロントエンドに比べるとやや学習ハードルは高めですが、しっかり学べば安定した需要のある職種です。
バックエンドエンジニアが未経験転職者におすすめの理由:
- バックエンドの技術は幅広いWebサービスや業務システムに使われており、求人が豊富
- PythonやPHPなどは初心者向けの教材や解説記事が多く、独学しやすい
- ProgateやUdemyなどの学習サービスで手を動かしながら実践的に学べる
- Webアプリ開発の全体像を学ぶ中で、バックエンドの重要性を理解しやすい
- 在宅・リモート求人が増えており、柔軟な働き方を目指せる
未経験転職におすすめのIT職種②:インフラエンジニア
Webサービスやシステムを安定的に稼働させるための基盤を構築・運用するのがインフラエンジニアの役割です。サーバーやネットワークの設計・構築・保守といった作業を担います。
インフラエンジニアが未経験転職者におすすめの理由
- マニュアルに沿った作業が多く、学習の取っかかりが掴みやすい
- コマンド操作やLinuxの基礎を学べば、最初の一歩として運用監視オペレーターなどに就ける
- AWSやGCPなどのクラウド技術へのステップアップが可能で、将来性も十分
インフラエンジニアのキャリアパス
- 運用・監視オペレーター(未経験からでも可)
- サーバーエンジニア(Linux知識が必要)
- クラウドエンジニア(AWS認定資格などで評価UP)
未経験転職におすすめのIT職種③:システムエンジニア(SE)
システムエンジニアは、クライアントの要望をヒアリングし、システム設計や要件定義を行う「上流工程」を担うポジションです。実装作業は少なめですが、プロジェクトの成功において重要な役割を果たします。未経験から目指すにはややハードルが高いですが、営業や接客で培ったコミュニケーション能力やヒアリング力を活かせるケースもあります。もしそのようなバックグラウンドがある場合は、十分な強みになるでしょう。
その他の5つのIT専門職(準備が必要な職種)
以下に紹介する職種は、いずれも高度な専門知識やスキルが求められるため、未経験から挑戦する場合には、ある程度の事前準備と継続的な学習が不可欠です。それぞれの職種の特徴と、未経験者にとっての難易度について見ていきましょう。
まず組み込みエンジニアは、家電製品や自動車などのハードウェアを制御するシステムを開発する職種です。C言語などのプログラミングスキルが必須で、ハードウェアに関する知識も求められるため、未経験者にとっては難易度が高い分野です。
セキュリティエンジニアは、システムやネットワークの安全性を確保する役割を担います。サイバー攻撃から企業を守る重要な職種であり、幅広いIT知識と実践的な経験が必要です。未経験からのスタートには高いハードルがあります。
クラウドエンジニアは、AWSやGCPといったクラウドサービスを活用して、インフラの設計・構築・運用を行います。クラウドサービスに関する基礎知識が必要ですが、資格を取得することでスキルを証明しやすく、比較的学習のルートが整っているため、未経験からでも中程度の難易度といえます。
機械学習エンジニアは、AI技術を活用してデータ分析や予測モデルの構築を行う職種です。統計学や線形代数など数学的な素養に加え、Pythonなどのプログラミングスキルも必要で、未経験からの挑戦には非常に高い学習負荷がかかります。
ゲームエンジニアは、ゲームの企画・設計・開発・実装まで幅広く関わる職種です。UnityやC++などの専門スキルが求められ、特に人気のある分野で競争も激しいため、未経験者にとっては難易度が高めです。
これらの職種は、確かな専門性が求められる一方で、習得できればキャリアの幅を大きく広げられる分野でもあります。自分の興味関心や得意分野と照らし合わせながら、長期的な視点でチャレンジを検討するとよいでしょう。
未経験者におすすめの職種まとめ
IT業界にはさまざまな職種が存在し、それぞれに特性や求められるスキルがあります。未経験から転職を目指す場合、まずは「学びやすさ」や「将来性」といった観点で職種を選ぶことが重要です。以下に、未経験者でも比較的チャレンジしやすく、今後も需要が見込まれる代表的な職種を紹介します。
まずフロントエンドエンジニアは、Webサイトやアプリの見た目を作る仕事で、視覚的に成果が見えやすいためモチベーションを保ちやすく、学習しやすさ・将来性ともに非常に高い職種です。未経験からでも比較的入りやすく、おすすめ度も非常に高いと言えるでしょう。
次にインフラ運用・監視は、システムが安定して動作するようにサーバーやネットワークの監視・運用を行う仕事です。専門的な知識が必要ですが、定型業務も多く、未経験からでも取り組みやすい点が特徴です。将来性も安定しており、未経験者にもおすすめです。
バックエンドエンジニアは、アプリケーションの裏側を支えるロジックやデータベースの設計・開発を行います。学習の難易度はやや高めですが、将来性は非常に高く、ある程度の学習を覚悟すれば目指す価値のある職種です。
システムエンジニア(SE)は、クライアントの要望をヒアリングし、システムの設計や進行管理を行う職種です。幅広い知識やコミュニケーション能力が求められ、未経験からのハードルは高めですが、将来性は高い分、長期的に見てキャリアの幅が広がります。
最後に専門職(AI・ゲームなど)は、特定の分野に特化した高度なスキルが必要とされるため、学習難易度が非常に高く、未経験からの挑戦は難しい傾向があります。ただし、将来性は高く、特定の目標や強い関心がある場合には選択肢となり得ます。
このように、職種によって求められるスキルや難易度は大きく異なります。自分の興味やライフスタイル、キャリアプランに合わせて、無理なくステップアップできる職種を選ぶことが、未経験からのIT転職成功への第一歩です。
今回のまとめ
IT業界には実に多様な職種がありますが、その中でもフロントエンドエンジニアやインフラ運用職は、未経験からでも挑戦しやすいポジションとして人気があります。自己学習を進めつつ、資格取得やポートフォリオ作成を通してスキルを証明すれば、未経験からでもIT業界への転職は十分に可能です。自分の適性や目指したい将来像に合わせて、最初の一歩を踏み出してみましょう!