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2025.04.25

エンジニア転職で高年収を狙う方法とは?IT業界の職種と企業選びのコツ

「エンジニアとして働けば高収入が得られる」というイメージを持つ方は多いでしょう。確かに、IT人材の需要が高まる現代において、エンジニア職は比較的高い年収を期待できる職種の一つです。しかし、実際のところ、どの程度の年収が「標準」で、どの層が「高年収」と言えるのでしょうか?また、高年収エンジニアになるためには、どのようなキャリアパスを選ぶべきなのでしょうか?本章では、IT業界の給与水準の実態や年収帯の分布を詳細に分析し、高年収を狙いやすい職種や企業の特徴について解説します。エンジニアとしてのキャリアプランを考える上での参考にしていただければ幸いです。

【目次】

1.IT業界の給与水準の実態

  1. エンジニア全体の年収分布
  2. IT職種別の年収比較

2. 高年収を狙いやすいIT企業の特徴

  1. 外資系IT企業
  2. ベンチャー・スタートアップIT企業
  3. 自社プロダクト開発IT企業
  4. 特定の専門領域に特化したIT企業
  5. SES企業(システムエンジニアリングサービス)

3.高年収エンジニアへの具体的な3つのロードマップ

  1. Step1. 基礎スキルの獲得期(1〜3年目)
  2. Step2. 専門性強化期(4〜7年目)
  3. Step3. 市場価値最大化期(8年目以降)

4.今回のまとめ

IT業界の給与水準の実態

エンジニア全体の年収分布

まず、日本におけるエンジニア職の年収分布を見てみましょう。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」や各種転職サイトのデータによると、IT業界のエンジニアの年収分布は概ね以下のようになっています:

  • 20代前半(新卒〜3年目): 300万円〜450万円
  • 20代後半(4〜7年目): 450万円〜600万円
  • 30代前半(8〜12年目): 550万円〜750万円
  • 30代後半(13年目以上): 650万円〜900万円
  • 40代以上: 700万円〜1200万円

ただし、これはあくまで平均的な数値であり、実際には企業規模、職種、スキルレベル、勤務地域によって大きく異なります。特に、年収800万円を超える「高年収層」は全体の15%程度、1000万円を超える「超高年収層」となると5%程度と言われています。

IT職種別の年収比較

IT業界の中でも、職種によって年収に大きな差があります。一般的に高年収が期待できる職種をランキング形式で紹介します:

  • AIエンジニア/データサイエンティスト: 機械学習、深層学習、ビッグデータ分析などの専門スキルを持つエンジニアは、高い市場価値を持ちます。年収700万円〜1500万円。
  • セキュリティエンジニア: サイバーセキュリティの脅威が増大する中、セキュリティ人材の需要は常に高い状態です。年収650万円〜1300万円。
    クラウドアーキテクト: AWS、Azure、GCPなどのクラウドプラットフォームに精通したエンジニアの需要は年々高まっています。年収700万円〜1400万円。
  • DevOpsエンジニア: 開発と運用の橋渡しをする役割として、自動化やCI/CDに精通したエンジニアの需要は高いです。年収650万円〜1200万円。
  • モバイルアプリケーション開発者: 特にiOS/Androidネイティブアプリ開発のスキルは引き続き高い価値を持ちます。年収600万円〜1100万円
  • フロントエンドエンジニア: React、Vue.js、Angularなどのモダンなフレームワークに精通したエンジニアは重宝されます。年収550万円〜1000万円。

高年収を狙いやすいIT企業の特徴

エンジニアとして高年収を目指すなら、どのような企業を選ぶべきでしょうか。高給与を実現している企業には、いくつかの共通点があります。

外資系IT企業

Google、Amazon、Microsoft、Appleなどの外資系大手テック企業は、国内企業と比較して圧倒的に高い給与水準を維持しています。これらの企業では、新卒でも年収600万円以上、数年の経験を積んだエンジニアなら年収1000万円を超えることも珍しくありません。採用基準は厳しいものの、実力次第では大きな報酬が期待できます。

ベンチャー・スタートアップ企業

資金調達に成功したスタートアップ企業は、優秀なエンジニアを確保するために高い給与を提示することがあります。特にCTO、テックリードなどの中核ポジションでは、年収1000万円を超える条件も少なくありません。また、ストックオプションなどの株式報酬が付与されることもあり、会社の成長に伴って大きなリターンを得られる可能性があります。

自社プロダクト開発IT企業

SIer(システムインテグレーター)と比較して、自社プロダクトを開発・提供する企業は、一般的に給与水準が高い傾向にあります。特にSaaS(Software as a Service)のビジネスモデルで成功している企業は、安定した収益を背景に高い報酬を提供することが可能です。

特定の専門領域に特化したIT企業

セキュリティ、AI、ブロックチェーンなど、特定の先端技術に特化したニッチな企業は、専門スキルに対して高い報酬を払う傾向があります。これらの企業では、その領域における深い知識と経験が評価され、年収800万円以上のポジションも多く存在します。

SES企業(システムエンジニアリングサービス)

  • 短期間で多様な技術スタックに触れられる: 様々なプロジェクトやクライアントを経験することで、幅広い技術スキルと業務知識を効率的に習得できます。
  • 顧客対応力の向上: 常駐型のため、顧客とのコミュニケーション能力や要件定義スキルが自然と磨かれます。
  • 人脈形成の機会: 多くの企業や現場で働くことで、業界内の人脈が広がり、将来のキャリアに役立ちます。
  • 市場価値の高い技術への早期アクセス: 大手企業の最新プロジェクトに参画できる機会があり、最先端技術に触れられる可能性が高まります。
  • スキルと経験に応じた年収アップ: 実績とスキルを積むことで、比較的短期間で年収アップが実現しやすい構造があります。

SES企業での実際の年収相場:

  • 未経験〜2年目: 300万円〜450万円
  • 中堅(3〜5年目): 450万円〜600万円
  • ベテラン(6年目以上): 600万円〜800万円以上

高年収エンジニアへの具体的な3つのロードマップ

では、実際に高年収エンジニアを目指すには、どのようなステップを踏むべきでしょうか。一般的なキャリアパスとして以下のような道筋があります。

Step1. 基礎スキルの獲得期(1〜3年目)

この時期は、どんな企業でも良いので実務経験を積み、プログラミング言語、フレームワーク、開発プロセスなどの基礎を固めることが重要です。年収は400万円前後が一般的ですが、この時期は収入よりもスキルアップに重点を置くべきでしょう。SES企業で、多様なプロジェクトに携わることでスキルの幅を広げられるメリットがあります。

Step2. 専門性強化期(4〜7年目)

基礎スキルを固めた後は、市場価値の高い特定の領域(クラウド、AI、セキュリティなど)への専門性を高める時期です。資格取得や副業、個人開発を通じてスキルの幅と深さを増していきましょう。

Step3. 市場価値最大化期(8年目以降)

専門性を確立した後は、その分野でのポジションを確立し、市場価値を最大化する時期です。技術ブログの執筆、カンファレンスでの登壇、GitHubでのオープンソース活動などを通じて自分のブランディングを強化しましょう。こ

今回のまとめ

エンジニア職で高年収を実現することは十分に可能ですが、それには戦略的なキャリア設計と継続的なスキルアップが不可欠です。特に、市場ニーズの高い専門領域への投資と、高給与を実現している企業への転職戦略が重要となります。キャリアの初期段階ではスキル習得を重視し、また、特定の技術領域に特化することで、その分野のスペシャリストとして高い市場価値を獲得することも高年収への近道と言えるでしょう。

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