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2025.05.15
未経験・経験者向けエンジニア転職面接対策ガイド
エンジニア転職の面接は、応募者のスキルや志望動機だけでなく、「なぜこの企業を選んだのか」「今後どんなキャリアを描いているのか」といった本人の考えや姿勢が問われる重要な場面です。未経験者と経験者では、評価されるポイントが異なる部分もありますが、面接の本質は同じ。今回は、両者に共通する準備の要点と、それぞれに適した面接対策を具体的に解説します。
【目次】
1.IT企業の面接でよく聞かれる質問と模範回答(未経験者・経験者別)
IT企業の面接でよく聞かれる質問と模範回答(未経験者・経験者別)
未経験エンジニア転職者の場合
「なぜIT業界に?」「どうやってスキルを身につけたのか」などが中心になります。
- 例:「前職で業務の効率化に携わる中でITに興味を持ちました。独学でHTML/CSSやJavaScriptを学び、簡単なWebアプリを作成するなど、実践的なスキル習得に努めてきました。」
- ポイント:「行動力」「学習姿勢」「将来の目標」を具体的に示すこと。
エンジニア経験者の場合
「過去に携わったプロジェクト」「技術的な課題の克服方法」「チーム内での役割」などが聞かれます。
- 例:「直近ではReactを用いたWebアプリ開発に従事し、要件定義からフロント実装までを担当しました。特にUX改善のためにA/Bテストを導入し、CVRを20%改善しました。」
- ポイント:「成果」「工夫」「チーム貢献」を定量的に伝えることが効果的です。
エンジニア転職理由の伝え方|本音と建前のバランス
未経験者でも経験者でも、「なぜ転職を決めたのか」は必ず聞かれる質問です。ここで注意したいのは、ネガティブな本音をそのまま言わないこと。例えば、
- 未経験者の本音:「現職に将来性がなかった」
→ 建前:「将来性のある業界で、手に職をつけたいと考えました」 - 経験者の本音:「人間関係や評価制度に不満があった」
→ 建前:「より成長できる環境で、自分の技術力を活かし、さらに価値提供したいと感じました」
転職理由は「前向きな意欲」や「キャリアビジョン」を中心に構成しましょう。
NG例から学ぶ!落ちる志望動機とエンジニアキャリアプラン
よくあるNGのエンジニア志望動機
「家から近いから」「IT業界は将来性があると思った」
→ 曖昧で個性がなく、企業理解も浅いと判断されがちです。
エンジニア志望動機の改善ポイント
- 未経験者なら:「貴社の教育体制と実務に即した研修に魅力を感じ、自分のスキルを着実に高められると感じた」
- 経験者なら:「開発体制にアジャイルを取り入れている点に惹かれ、自身のプロジェクト管理経験が活かせると確信しました」
キャリアプランも具体的に語ることが重要です。例えば、未経験者は「3年以内にフロントエンドエンジニアとして自立し、将来的にはバックエンドも含めたフルスタックを目指す」、経験者は「5年以内にテックリードとして後進育成に携わる」など、企業側が描く人材像と一致する目標が好印象です。
エンジニア転職面接後のフォローアップで差をつけよう
意外と忘れがちなのが、面接後のアクション(フォローアップ)です。企業によっては、最後の印象で評価が変わることも。以下のようなお礼メールを送ることをおすすめします。
- 件名:面接のお礼(○○応募者:氏名)
本文:本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。○○の業務内容に関するお話を伺い、ますます貴社で働きたいという思いが強くなりました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 - 未経験者なら: 学習中の技術やポートフォリオURLを改めて共有するのも◎。
- 経験者なら: 面接中に議論した技術スタックや改善提案を簡潔にまとめると、意欲と理解度を示せます。
今回のまとめ
エンジニア転職の面接で問われるのは、「これまで何をしてきたか」だけではなく、「これからどう成長していくのか」という姿勢です。未経験者であれば学習と熱意の具体性、経験者であれば実績とキャリアビジョンの明確さが評価されます。さらに、志望動機の説得力や面接後のフォローアップの質も、最終的な合否に影響します。 面接に臨む際は、今回紹介したポイントを押さえて、万全の準備で臨んでください。あなたのエンジニアとしての新たな一歩を、全力で応援しています。