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2025.05.22
エンジニア転職理由と志望動機の書き方講座
エンジニア転職において、面接は自身のスキルや人柄を企業に伝える最も重要な場です。特に転職理由や志望動機は、面接官に強い印象を与え、合否を左右する大きなポイントになります。経験者と未経験者では伝え方が異なるため、自分に合ったアプローチを理解し、準備することが成功の鍵です。本章では、ポジティブかつ具体的に転職理由を伝えるコツと避けるべきNG例を解説し、実際に使える具体例も紹介します。これを参考に、面接での説得力を高めましょう。
【目次】
- 【開発エンジニア経験者の場合】
- 【インフラエンジニア経験者の場合】
- 【ヘルプデスクから開発エンジニアへのキャリアチェンジ希望者の場合】
- 【エンジニア未経験者の場合】
- 【新卒エンジニア志望者(情報系出身)の場合】
- 【文系新卒エンジニア志望者の場合】
ポジティブで具体的なエンジニア志望動機の伝え方のコツ
転職理由は単なる動機ではなく、あなたの志望企業への熱意や適性を示す重要な要素です。経験者はこれまでの実績やキャリアビジョンを具体的に語り、未経験者は成長意欲や学びたい理由を明確に伝えましょう。
エンジニア経験者のポイント
職務経歴書や自己PRとの一貫性を保ち、具体的な数字や事例を盛り込みます。例えば「前職でのシステム開発プロジェクトにて、○○%のパフォーマンス向上を実現し、貴社の先端技術を用いた開発でさらなる成長を目指したい」といった説明です。これにより、説得力が格段にアップします。
エンジニア未経験者のポイント
技術経験が浅くても、前職や学習経験から得た問題解決力やコミュニケーション力を強調しましょう。たとえば「未経験ですが、前職での顧客対応経験を活かし、貴社の充実した研修制度でITスキルを基礎から学び、長期的に貢献したい」といった具体的な志望理由が効果的です。
具体例|エンジニア経験者と未経験者、新卒の転職理由・志望動機
【開発エンジニア経験者の場合】
「前職ではWebアプリケーションのバックエンド開発を中心に担当し、JavaとSpring Bootを用いたシステムの設計から運用まで一貫して携わってきました。チーム内でのコードレビューや設計改善にも積極的に取り組んできた経験を活かし、御社のアジャイル開発環境でよりユーザー志向のサービス開発に貢献したいと考えています。」
【インフラエンジニア経験者の場合】
「現職ではオンプレミス環境でのサーバ構築・運用を主に担当し、障害対応や構成管理ツール(Ansible)による自動化なども経験してきました。今後はクラウドベースの環境にも積極的に関わりたいと考えており、AWSを中心にインフラを設計・運用されている御社で、より幅広いインフラ領域に挑戦し成長したいと思い志望しました。」
【ヘルプデスクから開発エンジニアへのキャリアチェンジ希望者の場合】
「現在は社内ヘルプデスクとして、PCトラブル対応やアカウント管理を中心に対応していますが、その中で日常的に感じていた業務の非効率さを自動化できないかと考え、独学でPythonを学び小規模なスクリプトを組む経験を積んできました。より根本的な業務改善や価値創出に関わる開発業務にチャレンジしたいと考え、エンジニアとしてキャリアを広げるべく御社を志望しました。」
【エンジニア未経験者の場合】
「前職の接客業で培った課題発見力と顧客折衝能力を活かし、未経験からIT業界に挑戦したいと思っています。御社の体系的な研修制度に魅力を感じており、基礎から学び着実に成長できる環境だと確信し志望しました。また、貴社が提供するサービスの社会的意義にも共感しており、長期的に価値を生み出せるエンジニアを目指して努力したいと考えています。」
【新卒エンジニア志望者(情報系出身)の場合】
「大学では情報系の学科でプログラミングやネットワークの基礎を学びました。中でもチーム開発の授業では、フロントエンドを担当し、ユーザー視点を意識したUI設計に挑戦しました。御社の『使いやすさ』にこだわったプロダクト開発姿勢に共感し、ユーザーに価値を届けるエンジニアとして、実務を通じてさらにスキルを高めていきたいと考え志望しました。」
【文系新卒エンジニア志望者の場合】
「大学では経済学を専攻しており、ゼミでは統計分析やプレゼン力を磨きました。在学中にITへの関心を持ち、独学でHTMLやJavaScriptを学び、簡単なWebサイトを作成する経験を得ました。文系出身だからこそ、論理的思考力や伝える力を武器に、ユーザー視点での開発に強みを持てると考えています。未経験からでも成長を支援してくれる御社の研修制度に魅力を感じ、エンジニアとしてキャリアを築きたいと志望しました。」
NGなエンジニア転職理由の伝え方とその理由3例
面接で避けるべき転職理由には以下があります。
- 自己中心的な理由
「通勤時間が短くなるから」「給料が良いから」などは、仕事に対する熱意が感じられず、マイナス評価につながります。企業はスキルや貢献意欲を重視するため、こうした理由は控えましょう。 - 抽象的すぎる表現
「もっと成長したい」だけでは説得力に欠けます。必ず「具体的にどんなスキルを磨きたいか」「どんな業務に挑戦したいか」もセットで話しましょう。 - 前職批判や愚痴
「人間関係が悪かった」「上司が合わなかった」などのネガティブな話は避けるべきです。ポジティブな言い換えが必須で、「より良いチーム環境でスキルを発揮したい」などの表現に変えると印象が良くなります。
エンジニア経験者・未経験者ともに押さえたい3つのポイント
転職活動では、「転職理由」と「志望動機」が面接官の重要な判断材料となります。IT業界のエンジニア転職では、スキルだけでなくキャリアビジョンや企業とのマッチ度が重視されます。経験者は実績との整合性、未経験者は意欲や学習姿勢が問われます。どちらにおいても前向きで一貫性のある伝え方が、内定への大きな一歩となります。ここでは経験者・未経験者ともに押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
ポイント1.エンジニア転職理由と志望動機に一貫性を持たせる
転職理由と志望動機がバラバラだと、「この人は何がしたいのか分からない」と思われてしまいます。例えば「スキルアップしたい」という転職理由なら、その企業でどのように成長したいのかまで具体的に伝えましょう。一貫性のあるストーリーは、説得力を高め、企業とのマッチ度をアピールする材料になります。
ポイント2. 数字や実績、具体例を交えてエンジニアスキルの説得力を高める
「リーダー経験があります」よりも、「5名のチームをまとめ、納期前倒しでリリースした」など、実際の数字や事例を盛り込むことで評価が一段と高まります。未経験者の場合でも、「前職で接客満足度を120%達成」や「独学でWebアプリを1ヶ月で完成させた」など、客観的な成果を交えて語ると効果的です。
ポイント3. ポジティブな言葉遣いで前向きなエンジニア転職の姿勢を示す
「人間関係に疲れた」「残業が多すぎた」など、ネガティブな理由だけを伝えると、印象が悪くなりがちです。たとえ本音がそうであっても、「チームで協力しやすい環境で成果を出したい」「より効率的に働ける職場を目指したい」といったように、前向きな表現に変換することが大切です。
今回のまとめ
面接で好印象を与える転職理由は、「具体的で一貫性があり、前向きなストーリーを伝える」ことが鍵です。経験者は実績とキャリアの方向性を明確に示し、未経験者は成長意欲と学習環境の魅力を具体的に伝えましょう。逆に「通勤が面倒」「前職の愚痴」などネガティブな理由は避け、ポジティブに言い換える工夫を忘れずに。これらのポイントを踏まえた準備で、面接の説得力を高め、内定獲得へとつなげてください。
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