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2025.05.23
エンジニア転職 面接で聞かれる5つの質問と回答例
エンジニア転職の面接では、「志望動機」や「転職理由」以外にも、さまざまな質問が投げかけられます。こうした基本的な質問への回答内容が、あなたの人柄やコミュニケーション能力、キャリア観を判断する材料になります。特に未経験者や文系新卒の場合は、スキルや実績の代わりに、将来のポテンシャルや学習姿勢が見られます。一方で経験者に対しては、即戦力としてのスキルや具体的なプロジェクト経験、問題解決能力が厳しく評価されます。この章では、面接で頻出する3つの質問に対し、経験者・未経験者・インフラ系・開発系・新卒(情報系・文系)それぞれの立場に合わせた回答例を紹介します。
【目次】
2.エンジニア面接の質問②:現在の業務内容について教えてください
3.エンジニア面接の質問③:困難だったプロジェクトとその解決方法
エンジニア面接の質問①:自己紹介をお願いします
この質問はアイスブレイク的な意味合いもありますが、「簡潔に」「要点を押さえて」伝えることが重要です。
開発エンジニア経験者の例
「SIer企業で5年間、Javaを用いた業務系アプリケーションの開発に従事し、リーダーとして3名のチームをまとめてきました。今後はWebサービス開発を通じてユーザーに近い位置で価値を届けたいと考えています。」
インフラエンジニア経験者の例
「前職では社内SEとしてインフラ運用保守を担当し、AWSの導入やネットワークの設計にも関わりました。今後はより幅広いインフラ構築やクラウド活用にチャレンジしたいと考えています。」
エンジニア未経験者の場合(文系新卒含む)
「大学では経済学を専攻し、ゼミではデータ分析に関する研究を行いました。現在は独学でPythonを学び、IT業界でエンジニアとしてのキャリアをスタートさせたいと考えています。」
エンジニア面接の質問②:現在の業務内容について教えてください
この質問では、単なる業務内容の羅列ではなく、どんなスキルを活かしたか/成果を出したかを織り交ぜて話すと良い印象になります。
開発エンジニア経験者の例
「前職では会計システムの開発を担当し、Spring BootとVue.jsを用いた設計から実装まで行いました。運用後の改修対応も含め、継続的な改善にも取り組みました。」
インフラエンジニア経験者の例
「オンプレ環境からAWSへのクラウド移行プロジェクトに携わり、VPC設計やIAM設定など、セキュリティを意識した構築経験があります。」
エンジニア未経験者・ヘルプデスク出身者の例(前職での例)
- 「現在はアパレル業界で販売職として勤務しており、日々お客様との接点を持つ中で、コミュニケーション力や課題解決力を培ってきました。売上管理や在庫管理では業務システムを活用しており、業務改善のアイデア提案も行ってきました。IT技術に触れる中で興味を持ち、現在はHTML/CSSやPythonの学習を進めています。エンジニアとして、お客様目線を活かした開発に携わりたいと考えています。」
- 「営業事務として、受発注管理・データ入力・顧客対応など幅広い業務を行ってきました。特にExcelを使った業務効率化やマクロの作成を通してITに関心を持ち、現在はVBAやSQLの学習に取り組んでいます。業務の中で、ITツールを使った課題解決にやりがいを感じるようになり、今後はエンジニアとしてより専門的なスキルを活かしたキャリアを築きたいと考えています。」
- 「現在はヘルプデスクとして社内ユーザーのITトラブル対応やキッティング作業を行っており、将来的には開発やインフラ構築側へステップアップしたいと考えています。」
エンジニア面接の質問③:困難だったプロジェクトとその解決方法
この質問では課題→対応→結果の流れを意識しましょう。
開発エンジニア経験者の例
「新規プロジェクトで要件定義が曖昧だったため、開発中に仕様変更が多発しました。そこで、顧客と毎週ミーティングを設定し、課題の早期把握と調整を行うことで、納期通りに納品できました。」
インフラエンジニア経験者の例
「サーバ移行プロジェクトでスケジュールが逼迫していた際、Ansibleによる自動化スクリプトを導入し、作業工数を40%削減できました。」
エンジニア未経験者の例(前職の例)
「接客業時代にクレーム対応が重なり現場が混乱したことがありました。そこでマニュアルを整備し、教育担当として新人指導にも注力しました。」
エンジニア転職面接の質問④:将来のキャリアビジョンを教えてください
企業があなたの成長意欲と方向性を確認するための質問です。現実的な視点とポジティブな意欲を伝えましょう。
開発エンジニア経験者の場合
「ユーザーの声を直接反映できる開発現場に魅力を感じており、今後は要件定義から携われるフルスタックエンジニアを目指しています。」
インフラエンジニア経験者の場合
「インフラ領域に加え、セキュリティやDevOpsの分野にも知識を広げ、技術的にチームをけん引できる立場を目指したいと考えています。」
エンジニア未経験者の例(情報系・文系新卒・異業種)
「まずは開発やインフラの基礎をしっかりと身につけ、5年後にはプロジェクト全体を俯瞰できるリーダーを目指したいです。」
エンジニア面接の質問⑤:なぜ当社を志望したのですか?
志望動機との整合性がカギです。企業研究をベースに、転職理由とのつながりも明確にしましょう。
文系新卒エンジニアの場合
「貴社の研修制度と文理問わず活躍できる風土に魅力を感じ、未経験でも安心してスタートできる環境だと感じたため志望しました。」
インフラエンジニア経験者の場合
「クラウド技術に強みを持つ貴社のプロジェクトに携わることで、自分のインフラ知識をさらに深化させ、成長できると感じました。」
今回のまとめ
エンジニア転職では、スキルや知識だけでなく「人柄」「意欲」「論理性」などの総合力が面接で問われます。特に今回紹介したような定番質問への事前準備が、面接の成功率を大きく左右します。未経験者は将来性や学習意欲、経験者は実績とキャリアの方向性を意識して回答を準備しましょう。自己紹介・業務内容・困難な経験・キャリアビジョン・志望動機すべてに一貫性を持たせることで、説得力のある受け答えが実現できます。ぜひ、これらのポイントと例文を参考に、あなた自身の言葉で語れるように準備を進めてください。
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