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2025.05.27

ATSに通る!エンジニア履歴書と職務経歴書の最適化術

エンジニアとしてIT業界への転職を目指す際、最初の関門となるのが「履歴書の書類選考」です。しかし、近年では人事担当者が一通一通確認するのではなく、ATS(応募者管理システム/Applicant Tracking System)と呼ばれる自動スクリーニングツールによって、履歴書の第一段階の選別が行われるケースが増えています。このATSは、指定されたキーワードが履歴書に含まれているか、フォーマットが解析可能かなどを機械的に判断します。つまり、「中身」以前に「形式」や「言葉選び」で落とされてしまうこともあるのです。本記事では、エンジニア転職においてATSを突破するための履歴書作成のコツを、詳しく解説します。

【目次】

1. エンジニアの履歴書フォーマットは「シンプルかつ横書き」が基本

2. エンジニア求人票の「採用キーワード」を戦略的に使う

3. エンジニアの職歴やプログラミングスキルは「読みやすさ重視」で整理

4. エンジニアの履歴書と職務経歴書はセットで最適化

5. 今回のまとめ

エンジニアの履歴書フォーマットは「シンプルかつ横書き」が基本

ATSは、複雑なレイアウトや装飾を読み取れない場合があります。そのため、履歴書は必ず横書き・シンプルなテキスト形式で作成しましょう。
以下の要素は避けるのが無難です:

  • 写真・アイコンなどの画像データ
  • 表(テーブル)を使ったレイアウト
  • 特殊フォントや文字装飾(太字・斜体の多用)

Microsoft WordやGoogleドキュメントの基本テンプレートをベースに、左詰めで構造化された内容が最適です。

エンジニア求人票の「採用キーワード」を戦略的に使う

ATSの選考基準には、「求人票に記載されたスキルや経験」がどれだけ履歴書に反映されているかが含まれます。
たとえば、以下のような技術キーワードは重要です:

  • プログラミング言語:JavaScript、Python、PHP、Javaなど
  • クラウドサービス:AWS、GCP、Azure
  • 開発手法・経験:アジャイル開発、チーム開発、コードレビュー
  • 環境・ツール:Git、Docker、Linux

これらのキーワードを、自己紹介や職務経歴の中に自然に織り込むことで、ATSでの検索ヒット率が向上します。

例)「チームでのWebアプリ開発プロジェクトにおいて、Gitを用いたバージョン管理と、JavaScriptを活用したフロントエンドの実装を担当しました。」

このように記載すれば、**「チーム開発」「Git」「JavaScript」**という複数のキーワードを一文で盛り込めます。

エンジニアの職歴やプログラミングスキルは「読みやすさ重視」で整理

ATSはもちろん、人事担当者の目にも優しい書き方が理想です。以下の構成がおすすめです。

職務経歴の書き方例:

  • プロジェクト名:〇〇システム開発(期間:2023年4月~2024年3月)
  • 担当業務:要件定義/設計/コーディング(使用技術:Java、Spring、MySQL)
  • 成果:機能リリースを予定より1週間早く達成。品質評価でも高スコアを獲得。

このように、成果を具体的な数値や実績で表現することも評価につながります。

エンジニアの履歴書と職務経歴書はセットで最適化

履歴書だけでなく、職務経歴書の内容もATS(応募者管理システム)の評価に大きく影響します。特にエンジニア職の場合は、プロジェクトごとに使用したスキルやプログラミング言語、担当した役割が異なることが多いため、それらを整理してわかりやすく伝えることが重要です。そのため、職務経歴書には「スキルマトリックス表」を取り入れることが効果的です。具体的には、各スキルに対して経験年数や使用頻度、さらにそのスキルをどのような場面で使ったかを簡潔に記載します。例えば、「JavaScriptは2年間フロントエンド開発で継続的に使用」「AWSは1年間主にEC2やS3を利用」など、具体的な活用状況を盛り込むと良いでしょう。こうした一覧形式の記載はATSが情報を読み取りやすく、検索の対象にもなりやすいため、書類選考の通過率が上がる効果があります。履歴書と職務経歴書をセットで最適化し、キーワードやスキルの記載に抜け漏れがないかチェックすることが、エンジニア転職成功のポイントです。

今回のまとめ

IT業界では今後も人材需要の高まりが続くと予測されますが、それと同時に、応募者の増加に伴い選考フローの自動化・効率化も進んでいきます。エンジニアとして転職活動を成功させるためには、履歴書の設計段階からATSを意識した工夫が不可欠です。「読まれる書類」ではなく「機械に見つけてもらえる書類」を意識して、フォーマット・キーワード・構成を見直しましょう。これにより、書類通過率が飛躍的に向上し、面接のチャンスを得られる確率も高まります。

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