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2025.11.18
システムエンジニア転職で年収アップ狙う上流工程とクラウド採用求人

近年のシステムエンジニア転職市場では、「上流工程」「要件定義」「クラウド移行」「DX推進」の4つがキーワードとして完全に定着しました。特に、エンジニア不足が続く中で “ただ作れるSE” から “課題を解決できるSE” への需要シフトが加速。今から転職を考えるSEにとって、どのスキルを強化すべきかが明確になりつつあります。本記事では、2025年の最新求人動向から、年収アップ・キャリアアップにつながるスキルを徹底解説します。
【目次】
1. 上流工程経験のあるシステムエンジニア(SE)が転職採用市場で圧倒的に有利
2. システムエンジニア(SE)採用市場ではクラウドスキルが年収に直結する時代に
上流工程経験のあるシステムエンジニア(SE)が転職採用市場で圧倒的に有利
システムエンジニア転職市場において、最も評価されるのが 上流工程の実務経験です。特に企業が求めているのは、仕様通りにシステムを作るエンジニアではなく、「顧客の課題を発見し、ITによる改善策を提案できるSE」へと大きく変化しています。評価される主な上流スキルは以下の通りです。
- 要件定義
- 基本設計
- 顧客折衝
- 業務改善提案(BPR)
- プロジェクト管理(PM / PL)補佐
これらの経験を持つSEは、市場価値が高く 採用内定率が大幅に上昇します。また、転職エージェントのデータでも、上流工程経験者は 年収50万〜150万円のアップが発生しやすいことが報告されています。さらに、近年増えている DX(デジタルトランスフォーメーション)プロジェクト、基幹システムの刷新、ERP導入、クラウド移行プロジェクトでは、業務理解と上流スキルが必須となっています。「要件定義ができるSE」は、どの企業からも引く手あまたの状態です。
※参考記事:
システムエンジニア(SE)採用市場ではクラウドスキルが年収に直結する時代に
2025年のSE転職市場で、最も年収と直結しているスキルが クラウド(AWS・GCP・Azure)です。オンプレミスからクラウドへの移行が急速に進み、クラウド設計・運用・セキュリティの知識を持つSEが圧倒的に不足しています。特に評価されるクラウドスキルは以下となります:
- AWS SAA(Solutions Architect Associate)
- Azure AZ-104 / AZ-305
- GCP Associate Cloud Engineer
- クラウド移行の実務経験(Lift & Shift / リプレイス)
- Kubernetes / Terraform などのクラウドネイティブ技術
これらのスキルがあるSEは、年収600万〜900万円の中級〜上級SE求人への応募が可能になり、地方在住でもフルリモートで働けるポジションが増えています。多くの転職エージェントも「クラウド経験者の市場価値は今後5年さらに上がる」と断言しており、未経験からクラウド学習を始め、2〜3年でクラウドSEへキャリアアップするケースも急増しています。
※参考記事:クラウドエンジニアへのロードマップ!必要なスキルや勉強方法も紹介
社内SE・情シスのシステムエンジニア採用求人が増加し、転職後の働き方の選択肢が広がる
ワークライフバランスを重視するSEから特に人気を集めているのが、社内SE・情シスのポジションです。リモートワークやフレックス制度が整っている企業が増えたことで、「安定した働き方」と「技術を生かしたキャリア」の両立が可能になっています。人気の業務領域は以下の通りとなります:
- IT戦略企画・システム導入サポート
- SaaS導入支援(Google Workspace / M365 / Slack / Notion など)
- 業務効率化ツール開発(Python / Power Automate)
- 社内インフラ運用・ネットワーク管理
- ヘルプデスクからのステップアップ
特に20代後半〜30代のSE転職者に人気が高く、「開発ほど激務ではないが、技術を伸ばしたい」「社内で腰を据えて働きたい」というニーズを満たす求人が増えています。また、社内SEでもクラウド導入が進んでおり、AWSやAzureの知識を持つと 採用率が劇的に上昇します。
※参考記事:
今回のまとめ
システムエンジニアとして転職を成功させるためのポイントは次の3つです。
- 上流工程(要件定義・設計)の経験を磨く
- クラウドスキル(AWS / GCP / Azure)を強化する
- 働き方を重視するなら社内SE・情シスを検討
これらのスキルを押さえれば、年収アップ・リモート勤務・安定したキャリア形成のすべてが実現しやすくなります。