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2025.12.23
未経験システムエンジニア転職のタイプ別IT企業選び5選

未経験でエンジニア転職を考えている方の多くは、IT業界に興味はあるものの、「本当に未経験でも大丈夫なのか」「入社後に放置されないか」といった不安を抱えているのではないでしょうか。実際、システムエンジニアの求人には「未経験歓迎」と書かれているものが多くありますが、その中身は企業ごとに大きく異なります。未経験からエンジニア転職を成功させるためには、スキルや資格以上に企業のタイプを見極めることが重要です。本記事では、未経験歓迎のシステムエンジニア企業をタイプ別に整理し、それぞれの特徴と向いている人を解説します。
【目次】
1. 未経験歓迎のシステムエンジニア採用企業は4つのタイプに分かれる
2. 未経験歓迎のシステムエンジニア採用企業1:研修重視・育成型のIT企業
3. 未経験歓迎のシステムエンジニア採用企業2:働きやすさを重視するなら残業少な目・休日多めの企業タイプ
4. 未経験歓迎のシステムエンジニア採用企業3:成長志向タイプはリモート・案件選択型
未経験歓迎のシステムエンジニア採用企業は4つのタイプに分かれる
IT業界・SES業界の未経験採用企業は、大きく以下の4タイプに分類できます。
- 研修・育成を重視するタイプ
- 働きやすさを重視するタイプ
- リモートや案件選択を重視するタイプ
- 大手・グループ系で安定性を重視するタイプ
どのタイプが良い・悪いではなく、自分の志向と合っているかが最重要です。ここからは、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
※参考記事:システムエンジニアを採用しているおすすめの会社一覧【大手、派遣など14社】
未経験歓迎のシステムエンジニア採用企業1:研修重視・育成型のIT企業
このタイプの企業は、IT未経験者を前提に採用し、入社後の研修を重視しています。プログラミング未経験や文系出身、異業種からの転職者が多く、IT基礎知識やビジネスマナーから学べる環境が整っているのが特徴です。研修内容としては、Javaなどのプログラミング言語、Linuxやネットワークといったインフラ基礎、システム開発の流れなどが体系的に用意されているケースが多く、未経験エンジニアにとって安心感があります。「まずは基礎からしっかり学びたい」「IT業界に慣れるところから始めたい」という人に向いています。
※参考記事:インフラエンジニアの勉強方法7選!初心者向けにわかりやすく解説
未経験歓迎のシステムエンジニア採用企業2:働きやすさを重視するなら残業少な目・休日多めの企業タイプ
エンジニア転職では、スキルアップだけでなく働き方を重視する人も増えています。このタイプの企業は、平均残業時間や休日数、有休取得率などを明確にし、長く働ける環境づくりに力を入れています。IT業界やSESに対して「残業が多そう」「ブラックなのでは」という不安を持っている未経験者にとって、働きやすさを数値で開示している企業は安心材料になります。ワークライフバランスを重視しながら、安定してエンジニア経験を積みたい人に向いています。
※参考記事:システムエンジニア採用求人の働きやすさ比較ランキング
未経験歓迎のシステムエンジニア採用企業3:成長志向タイプはリモート・案件選択型
このタイプの企業は、エンジニア主体の働き方を重視し、リモート案件や案件選択制度を取り入れているのが特徴です。未経験からでも、学習意欲が高く、自主的にスキルアップできる人であれば、早期に市場価値を高めることができます。一方で、研修期間が短かったり、自走力が求められるケースもあるため、「受け身で学びたい人」には不向きな場合もあります。将来的に高年収や専門性の高いエンジニアを目指したい人に適したタイプです。
※参考記事:リモート・ハイブリッド勤務で叶える!システムエンジニア採用成功術
未経験歓迎のシステムエンジニア採用企業4:安心感重視タイプは安定志向・大手グループ系
最後は、安定性を重視したい人向けの企業タイプです。大手企業やグループ会社のIT部門、または長年の取引実績を持つ企業が多く、福利厚生やコンプライアンス体制が整っている傾向があります。未経験からエンジニア転職する場合、「まずは安定した環境で経験を積みたい」「長期的に働ける会社がいい」という人に向いています。業務内容は保守・運用から始まることも多いですが、着実にキャリアを積める点が魅力です。
※参考記事:IT企業の見分け方とシステムエンジニア採用内定のコツ
今回のまとめ
未経験からエンジニア転職を成功させるためには、「未経験歓迎」という言葉だけで企業を選ぶのは危険です。研修重視なのか、働きやすさ重視なのか、成長環境なのか、安定性なのか――自分の優先順位を明確にすることが重要です。エンジニア転職を未経験から考えている方で情報収集している今こそ、企業をタイプ別に見る視点を持ち、自分に合ったシステムエンジニア企業を選びましょう。それが、後悔しない転職への第一歩になります。