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2026.08.31
システムエンジニア中途転職で失敗しやすい8つのケースを採用担当が解説!

システムエンジニアとして転職を考えるとき、「今より年収を上げたい」「もっと上流工程に挑戦したい」「リモートワークで働きたい」など、さまざまな希望があるでしょう。IT業界ではシステムエンジニア経験者を対象とした中途採用も多く、これまでの経験やスキルを活かしてキャリアアップできる可能性があります。一方で、条件だけを見て転職先を決めてしまうと、「思っていた仕事内容と違った」「キャリアアップにつながらなかった」と後悔してしまうケースもあります。特にシステムエンジニアの転職では、年収・働き方・仕事内容・キャリアパス・企業文化などを総合的に確認することが重要です。ここでは、システムエンジニア経験者が転職活動で失敗しやすい代表的なケースを紹介します。これから中途採用で転職を目指す方は、ぜひ企業選びの参考にしてください。
【目次】
1.採用担当が目にするシステムエンジニア転職で失敗しやすいケース1.年収だけで転職先を決める
2.採用担当が目にするシステムエンジニア転職で失敗しやすいケース2.求人票だけで仕事内容を判断する
3.採用担当が目にするシステムエンジニア転職で失敗しやすいケース3.自社開発という言葉だけで企業を選ぶ
4. 採用担当が目にするシステムエンジニア転職で失敗しやすいケース4.リモートワークを最優先してしまう
5. 採用担当が目にするシステムエンジニア転職で失敗しやすいケース5.キャリアパスを確認しない
6.採用担当が目にするシステムエンジニア転職で失敗しやすいケース6.面接で経験をうまく伝えられない
7. 採用担当が目にするシステムエンジニア転職で失敗しやすいケース7.転職理由がネガティブな内容だけになる
採用担当が目にするシステムエンジニア転職で失敗しやすいケース1.年収だけで転職先を決める
転職を考える理由として、年収を上げたいという希望は決して珍しくありません。これまでの経験やスキルが評価され、年収アップにつながるのであれば、転職する大きなメリットになります。しかし、提示された年収だけを見て転職先を決めることには注意が必要です。例えば、現在より年収が高くても、担当する仕事内容が希望していたものと異なっていたり、残業時間が大幅に増えたり、希望する技術に触れられなかったりする可能性があります。また、初年度の年収と将来的な年収も分けて考える必要があります。昇給制度や評価制度が明確なのか、どのような成果を出すと給与に反映されるのか、役職に就いた場合にどの程度のキャリアアップが見込めるのかなども確認しましょう。ネクサスの採用活動においても、採用担当としては、年収を上げたいという希望だけでなく、その先に何を求めているのかを確認したいと考えます。例えば、年収を上げたいという希望の背景に上流工程を経験して市場価値を高めたいという目的があるのであれば、給与だけではなく、担当できる工程やキャリアパスを確認することが重要です。転職では、今いくらもらえるかだけではなく、この会社で経験を積むことで、3年後・5年後にどうなれるかまで考えて企業を選びましょう。
※参考記事:【2025】SEの平均年収は?年代別に紹介します
採用担当が目にするシステムエンジニア転職で失敗しやすいケース2.求人票だけで仕事内容を判断する
求人票は転職先を探すうえで重要な情報源ですが、求人票だけですべての仕事内容を判断するのは難しい場合があります。例えば、システムエンジニア、Webエンジニア、開発エンジニアと書かれていても、実際の担当業務は企業によって大きく異なります。開発だけを担当する場合もあれば、要件定義や顧客折衝、保守・運用まで幅広く担当する場合もあります。また、SESの場合は入社する会社と実際に働く場所・プロジェクトが異なることもあります。そのため、求人票を見るときは、職種名だけでなく、
- 担当する工程
- 使用する技術
- プロジェクトの規模
- チーム構成
- 顧客との関わり
- 配属先の決まり方
- 開発・保守・運用の割合
などを確認することが大切です。採用担当のアドバイスとしては、求人票を見て自分の経験が活かせそうと思っても、実際の業務内容について面接などで詳しく確認することをおすすめします。ネクサスでも、経験者の方には「どんな仕事をしたいのか」「今後どの工程に挑戦したいのか」を確認したうえで、入社後の仕事内容とのミスマッチが起きないようにすることを意識しています。求人票の言葉だけで判断せず、実際の仕事内容まで確認する。これがシステムエンジニアの転職で重要なポイントです。
採用担当が目にするシステムエンジニア転職で失敗しやすいケース3.自社開発という言葉だけで企業を選ぶ
自社開発企業に転職したいという希望を持つシステムエンジニアも多いでしょう。自社サービスや自社プロダクトに継続的に関われることは、自社開発の魅力の一つです。しかし、「自社開発=必ず働きやすい」「自社開発=必ずキャリアアップできる」とは限りません。企業によって開発体制や仕事内容、技術スタック、開発スピード、担当範囲などは大きく異なります。例えば、自社開発でも担当できる工程が限定されている場合があります。反対に、SESやSIerでも、さまざまな企業やプロジェクトを経験することで、幅広い技術や業務知識を身につけられるケースがあります。大切なのは自社開発かどうかだけではなく、自分がどのような経験を積めるのかです。採用担当からのアドバイスとしては、企業選びでは、「自社開発」「SES」「SIer」という言葉だけで優劣を決めないことをおすすめします。例えば、「上流工程を経験したい」「いろいろな業界のシステム開発を経験したい」「特定の技術を深く追求したい」など、自分の目的によって適した環境は変わります。転職先を選ぶときは、会社の形態よりも、自分が実現したいキャリアに近づける環境かを見てみましょう。
※参考記事:システムエンジニア人気採用求人は自社開発・SES・キャリアアップ
採用担当が目にするシステムエンジニア転職で失敗しやすいケース4.リモートワークを最優先してしまう
中途採用の大きな特徴は、これまでの仕事で培ってきた経験を次の環境で活かせることです。そのため、転職活動では何を経験したのかだけでなく、その経験を次の会社でどう活かせるのかまで考えてみましょう。例えば、これまで保守・運用を経験してきたSEの場合、
- システムの保守・運用を担当していました
だけではなく、
- 障害発生時の原因調査や問い合わせ対応を経験し、問題の切り分けから関係者への報告、復旧まで対応してきました
と説明できます。これなら、単なる業務内容ではなく、問題解決やコミュニケーションといった強みも伝わります。また、後輩の教育経験がある場合も同様です。
- 後輩の教育を担当しました
だけではなく、
- 後輩のコードレビューや技術的なフォローを担当し、チーム内で知識を共有する役割を経験しました
とすることで、自分が担っていた役割がより明確になります。ネクサス採用面接でも、中途採用では、応募者がこれまでどんな仕事をしてきたかを確認するだけではありません。その経験が、入社後の仕事でどのように活かせるかという視点も重要です。例えば、顧客とのやり取りを経験している人であれば、将来的に要件整理や上流工程などに挑戦できる可能性があります。また、後輩指導やチームの取りまとめを経験している人であれば、将来的なリーダー業務につながる可能性もあります。自分では当たり前の仕事と思っている経験でも、見方を変えると次のキャリアにつながる強みになります。
採用担当が目にするシステムエンジニア転職で失敗しやすいケース5.キャリアパスを確認しない
転職直後の仕事内容だけを見て、将来的なキャリアパスを確認しないのも失敗につながりやすいポイントです。システムエンジニアには、
- スペシャリスト
- プロジェクトマネージャー
- ITコンサルタント
- ITアーキテクト
- リーダー・マネージャー
- クラウドエンジニア
など、さまざまなキャリアがあります。しかし、企業によって用意されているキャリアパスは異なります。将来的にプロジェクトマネージャーになりたいと考えているのに、リーダー経験を積める機会が少なければ、希望するキャリアから遠ざかってしまう可能性があります。ネクサス採用担当がよく耳にするのですが、採用面接では、「5年後に何をしていたいですか?」といった質問をされることがあります。これは単なる将来の夢を聞いているわけではありません。企業側としても、本人が希望するキャリアと会社が提供できる環境が合っているかを確認したいからです。転職活動では、入社できる会社ではなくなりたい自分に近づける会社を探すことが重要です。
※参考記事:システムエンジニアのキャリアパス18選!5・10年後のキャリアの考え方も紹介
採用担当が目にするシステムエンジニア転職で失敗しやすいケース6.面接で経験をうまく伝えられない
システムエンジニアとして十分な経験があるにもかかわらず、面接でうまく伝えられず、評価につながらないケースもあります。例えば、「Javaを3年間経験しました」「詳細設計を担当しました」と答えるだけでは、採用担当が具体的なスキルレベルを判断しにくいことがあります。そこで、
- どんなプロジェクトで、何を担当し、どのような課題を解決したのか
まで伝えることが重要です。例えば、システム障害が発生した際にログを確認して原因を特定し、チームと連携して復旧したといった具体的なエピソードがあると、問題解決力やコミュニケーション能力も伝わります。ネクサス採用担当としても、経験者採用では、完璧な受け答えよりも、これまでの経験を自分の言葉で説明できることを重視しています。職務経歴書に書いた内容を丸暗記するのではなく、「自分は何を担当したのか」「どんな工夫をしたのか」を整理しておくと、面接でも話しやすくなります。
※参考記事:未経験・経験者別システムエンジニア転職面接の採用内定の秘訣
採用担当が目にするシステムエンジニア転職で失敗しやすいケース7.転職理由がネガティブな内容だけになる
転職理由として、「残業が多い」「給与が低い」「人間関係が悪い」など、現在の会社への不満を話すことは珍しくありません。しかし、面接でネガティブな理由だけを伝えてしまうと、採用担当から「次の会社でも同じ理由で退職するのでは?」と思われる可能性があります。重要なのは、ネガティブな経験を次のキャリアにつながる前向きな理由に変えることです。例えば、上流工程を経験できなかったではなく、これまで開発工程を中心に経験してきたため、今後は設計や要件定義にも挑戦し、より幅広い工程を担当できるエンジニアになりたいと伝えることで、キャリアアップへの意欲が伝わります。ネクサス採用担当としても、転職理由に不満が含まれていても、それ自体が悪いとは感じません。大切なのは、前職で本人が感じたことと、次の会社で何を実現したいのかです。採用担当としても、転職理由と志望動機、今後のキャリアが一本につながっていると、その方の転職に対する考え方を理解しやすくなります。
※参考記事:システムエンジニア経験者の4つの転職理由を採用担当が解説
採用担当が目にするシステムエンジニア転職で失敗しやすいケース8.入社後の仕事内容を確認しない
内定が出ると安心してしまい、入社後の仕事内容を十分に確認しないまま入社してしまうケースがあります。しかし、転職成功の本当のゴールは内定を獲得することではありません。入社後に納得して働き、希望するキャリアを実現することが重要です。そのため、内定後には、
- 担当する仕事内容
- 配属予定の部署
- 担当工程
- 使用技術
- 勤務場所
- リモートの頻度
- 残業時間
- 給与・手当
- 評価制度
- キャリアアップの可能性
などを確認しておきましょう。特にSESの場合は、配属される案件によって仕事内容や勤務地などが変わる可能性があるため、どのような条件で案件が決まるのかを確認しておくことが重要です。ネクサス採用担当の視点として、ネクサスでは、入社後のミスマッチを防ぐためにも、選考段階から仕事内容や働き方についてできるだけ具体的に確認していただくことを大切にしています。面接で聞きにくいと思う方もいるかもしれませんが、入社後に聞いていた話と違ったとならないためにも、気になることは事前に確認しておきましょう。
今回のまとめ
システムエンジニアの転職では、年収アップやリモートワーク、上流工程への挑戦など、さまざまな希望を実現できる可能性があります。一方で、条件だけを見て転職先を決めてしまうと、入社後に仕事内容やキャリアとのミスマッチが起こる可能性があります。今回紹介したように、
- 年収だけで転職先を決める
- 求人票だけで仕事内容を判断する
- 自社開発という言葉だけで企業を選ぶ
- リモートワークを最優先する
- キャリアパスを確認しない
- 面接で経験をうまく伝えられない
- 転職理由がネガティブな内容だけになる
- 入社後の仕事内容を確認しない
といった点には注意が必要です。ネクサス採用担当としてもお伝えしたいのは、条件が良い会社という部分だけではなく自分のキャリアを実現できる会社を選ぶことです。年収や働き方はもちろん大切ですが、それと同時に「どんな案件に携われるのか」「どの工程を経験できるのか」「どんなスキルを身につけられるのか」「将来的にどんなキャリアを目指せるのか」まで確認してみてください。システムエンジニアとしての転職は、単に職場を変えるだけではなく、今後のキャリアを大きく変える機会でもあります。これまでの経験を整理し、自分が転職によって何を実現したいのかを明確にしたうえで企業を比較することが、システムエンジニアの中途転職を成功させるための重要なポイントです。
著者情報

採用担当 S.N:新卒でネクサスに入社後、法人営業職としてキャリアをスタート。法人顧客への提案営業に従事した後、採用担当へ異動。現在は中途採用を中心に、年間100名以上の面接・書類選考を担当。現場と求職者双方の視点を大切にしながら、システムエンジニアのキャリア形成や転職市場に関する情報発信にも取り組んでいる。